地方自治観察日記

都政新報の気になる記事の要約とコメント

2014年12月12日付都政新報

足立区 外部委託問題で対応報告 セキュリティー対策強化(2面)

足立区といえば戸籍住民課の業務を外部委託したことで有名。行政改革の先鋒といえる反面、是正指導を受けるなど問題化もしている。記事によると、「委託事業者への指示となる可能性のある疑義照会が生じないよう、事業者の委託範囲を一部除外し、業務を区職員が行う必要がある」。平成26年11月1日付で区職員3人を戸籍住民課の「委任状や第三者請求などの窓口受付に配置」、「来年1月をめどに戸籍届け出窓口などにも区職員を配置し、是正を進める方針」とのこと。

うーん、そこに区職員を配置してしまったら、業務委託の先端性が薄れてしまうなあ、しかしこのあたりが限界なのかなあ、難しいなあと思った。

衆院選で二重投票 用紙の交付ミスで 板橋区選管(2面)

最高裁判所裁判官国民審査衆院選期日前投票開始日にはズレがあるので、衆院選の期日前を済ませ、国民審査だけ後回しにする人がごくごく稀にいる。選挙事務担当者にとっては事例が少ないだけにもっとも注意しなければならないが、しかしもっとも陥りがちなミスである。ヒューマンエラーを防ぐにはどうしても限界があり、システム面から予防策がとれないものかなと思う。

葛飾区 FMラジオで「おもてなし」(2面)

総務課若手職員有志のPTが検討し、昼休みに葛飾区のコミュニティーFMを流せるように調整中とのこと。地域情報の発信をすることで区民へのおもてなしにもなるし、職員にとっては他の部署の取り組みを知るきっかけになる。

若手職員がどんどんアイディアを出していくのは良い動き。どこの市役所でもNHK−FMのここはふるさと旅するラジオが流れてるのかと思ってたけど、そうではないということが分かった。