地方自治観察日記

都政新報の気になる記事の要約とコメント

2014年12月26日付都政新報

東京都長期ビジョンの主な政策目標(3面)

多摩ニュータウンに関しては、都市戦略7(豊かな環境や充実したインフラを次世代に引き継ぐ都市の実現)と都市戦略8(多摩・島しょの振興)で言及あり。

現在:多摩ニュータウンなどでは、住宅団地再生が一部で実現するなど、多世代が安心して住み続けられる持続可能なまちへの再生が進んでいる。

政策目標:都営住宅の建て替え 2020年度一部竣工(諏訪団地)

東京都長期ビジョンの概要〜行財政運営の推進(2面)

人材の確保と執行体制の強化:努力し成果を上げた職員が報われる人事給与制度を進め、人材の精鋭化を図りながら、都民のために積極果敢にチャレンジする組織風土を醸成する。

不断の行政改革の推進:「社会保障・税番号制度の導入やオープンデータ化の推進など都政を取り巻く環境の変化に的確に対応」「標準処理期間の短縮や接遇の向上等による窓口事務の見直し」「ITを活用した業務改革や公会計制度の有効活用など、職員一人ひとりの能力を最大限に発揮できる仕組みを構築」「指定管理者制度など多様な経営改革手法の活用や、監理団体・民間等の様々な主体との連携など、最適なサービス提供主体による都政を推進」

人事給与制度や業務改革などは他自治体が模倣追随するような制度が構築されるのでは。要観察。

「専門的定型業務」を民間に 課題見つめ慎重な対応を 足立区外部委託(5面)

2014年を振り返る特集で足立区外部委託が取り上げられていた。現在指摘されている問題点は以下の2つ。

  • 民間事業者の職員が申請書類の受理・不受理を判断する「公権力の行使」を行っているとして東京法務局から是正指導
  • 事業者と区職員が行う「疑義照会」が指示行為に当たるとして東京労働局から偽装請負の指摘